手根管症候群





手のしびれときたら
「手根管症候群(しゅこんかんしょうこうぐん)」です。

この疾患が手のしびれを伴う病気の中では
群を抜いて多いとされています。



手根管症候群って?

手のひら側の手首には手根管というトンネルのような部位があります。
しかし、何らかの原因によってこのトンネルが圧迫されます。
手根管(トンネル)が圧迫されて夜も眠れないような痛みが出てくるようになるのです。

これを手根管症候群と呼んでいます。

手根管症候群の症状

・手を振るとラクになる
・中年以降の女性によく見られる症状
・親指から薬指の半分まで症状が出る
・電車の吊り革につかまる、といった動作でしびれがひどくなる

手のひらがジンジンと痛むが、小指と薬指には症状が出ません。
一番痛みが出るのは朝目を覚ました時です。
夜中に痛みで目が覚める時もあります。

母指球筋(ぼしきゅうきん)という親指のつけねの筋肉が痩せてくると、細かい作業ができなくなります。

治療法

・ビタミンB剤・消炎鎮痛薬の内服
・ステロイド薬の注射
・保存療法を行っても改善が見られない場合には手術を行います。



※もし親指のつけ根の筋肉が痩せてしまっている場合には腱移行術という手術をする場合があります。

夜眠れないなどの症状が出ているなら、すぐに整形外科を受診するようにしてください。



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