肩こりと手のしびれ






手のしびれと肩こりが同時に出ている場合は
「胸郭出口症候群(きょうかくでぐちしょうこうぐん)」
疑いがあります。



胸郭出口症候群って?

腕神経叢(わんしんけいそう)という末梢神経が
鎖骨下静脈や鎖骨下動脈と一緒に圧迫されて起こる病気です。

◆原因
胸郭出口症候群を起こす原因はいくつかあります。

・前斜角筋と中斜角筋の間で圧迫がある → 斜角筋症候群
・第1肋骨と鎖骨の間で圧迫がある → 肋鎖症候群(ろくさしょうこうぐん)
・小胸筋に圧迫がある → 小胸筋症候群
・頸椎の肋骨によって圧迫がある → 頸肋症候群(けいろくしょうこうぐん)



※なで肩で首の長い20代の女性によく見られる症状です。


◆症状
・手と指にしびれ
・脱力感
・首・肩の痛み


神経が圧迫されると → しびれ・痛みが出る
動脈が圧迫されると → 手や指が青っぽい色(蒼白)に変わる
静脈が圧迫されると → 手や指が紫がかった青色に変わる

症状が進行すると、電車の吊り革ににつかまるなどの動作ができなくなります。


◆治療
消炎鎮痛薬の内服
場合によっては手術の必要があります。


肩こりと手のしびれが同時に出る、または手や腕、指の色が
青や紫がかった色に変わるなどの症状が出たら病院での検査をおすすめします。

手術の必要性が出てくることや、他の疾患(肺の腫瘍や脊椎の病気)の疑いもあるからです。



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